2003年に打ち上げられ、小惑星イトカワのサンプルの採取に成功し地球に帰還した「はやぶさ」その名を受け継いだ『はやぶさ2』が新たな任務を始めようとしています。
私は「はやぶさ2」の事をニュースで見かけ知ったのですが、凄いことは分かったのですが何が凄いのかや何の為に調査に行ったのかが分からなく気になったので調べて見ました!
詳しくは記事をどうぞ
はやぶさ2の目的やこれまでの働き
はやぶさ2は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)で開発された小惑星探査機で、同じく小惑星探査機の「はやぶさ」の後継機にあたります。
そして今回の任務は地球近傍小惑星「リュウグウ」でのサンプルを採取と地球への帰還です。
先代のはやぶさが実験機だったのに対しはやぶさ2は実用機として開発されています。
2014年の12月3日に打ち上げられ、2015年の12月3日にスイングバイを実施してリュウグウへと向かいました。地球スイングバイ直後は秒速約31.9kmもの速度で移動しこれは時速にして114840㎞です。
そして2019年の2月22日にリュウグウへの着陸に成功しました!
その後は採取などの後に2019年の12月ごろに地球に向けて飛び立ち2020年12月に地球へ帰還します。
実ははやぶさ2にはサンプル採取の他にも目的があります。
それは、日本の技術で世界をリードすることです。先代のはやぶさは世界初の小惑星サンプルリターンを達成しました。その技術を継承して新たな技術の継承や今後の可能性を開くことが期待されています。
はやぶさ2の居るリュウグウってなに?大きさはどのくらい
リュウグウは小惑星1993JU3の名称です。アポロ群に属す地球近傍小惑星(地球に接近する軌道を持つ小惑星の事)の1つで直径は700メートルほど。
地球に衝突する確率が大きく、衝突して際に大きな影響を与える「潜在的に危険な小惑星」に分類されています。
太陽系ができた頃の有機物だったり含水鉱物を多く持っていると考えられていて、地中に太陽系の生まれたとされる46億年前の痕跡が残っているのではないかと言われています。
因みに、「リュウグウ」という名前はおなじみの昔話浦島太郎が竜宮城から玉手箱を持ち帰ったことに由来します。
採取する方法のインパクタミッションとその予定
はやぶさ2はリュウグウの地下の物質を採取する予定ですがどの様に採取するのでしょう
その方法はなんと、人工的にクレーターを作り内部の地層を剥き出しにして行うそうです。その事をインパクタミッションと言い予定では。
- 4月5日に11時13分
はやぶさ2は重さ2㎏の銅製金属弾を発射する装置を切り離す。 - 同日11時53分
金属弾を発射、爆薬を使い秒速2㎞(時速7200㎞)で地表に衝突させます。
これにより直径数mのクレータを作ります。
この時はやぶさ2本体は爆発の影響を受けない様に、リュウグウから数㎞離れたところで待機します。結果を観測するのは4月の終わり頃のでその後、採取が始まる予定みたいです。
最後に
今日ははやぶさ2の目的や調査対象のリュウグウについてお話ししました。
打ち上げが2014年で帰ってくるのが2020年の6年間のかかる調査なんてもの凄いですよね!!!生物の起源の証拠などが見つかったら、面白いですしどうか調査の成功と無事の帰還を祈るばかりです。
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