外来種ってなんで問題なの?メリットとデメリットをわかりやすく解説!

生活
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アメリカザリガニやブラックバス、土鳩まで

日本には外来種と呼ばれる生物がたくさんいます

有名なものはヒアリとか、カミツキガメなどで
特定外来生物などとして登録され有害なものは駆除が行われていますが

そもそも外来種ってどんな生き物のことを表すのでしょうか?

そして、デメリットばかり取り上げられますが、良い影響を与えるものがいるのか?

  • 外来種とは
    外来種の中での区分
  • なんで日本にやってきたのか?
  • 外来種が与える影響
  • 日本にいるやばい外来種
  • 日本にいる良い外来種

などについてお話しします

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外来種とはなに?わかりやすく解説!

外来種はめっちゃ簡単に言えば

人の所為で元々いなかった地域に持ち込まれた生物、を表します。

逆にずっとその地域にいる生き物は在来種

日本には現在定着している2000種を超えておりその中でも植物が70%以上を占めています

では、そんな大量に生息する外来種は全てが危険な生き物なのでしょうか?

外来種の区分について説明していきます。

特定外来生物

外来生物の中で、生態系、人に対して命や怪我の危険や、農林水産物への被害
を及ぼすものとその可能性のあるものの中で指定されたもの
(外来生物は外来種の中で海外を起源するものを指します)

カミツキガメは指を噛みちぎるぐらい噛む力が強い

未判定外来生物
特定外来生物は別に、生態系、人に対して命や怪我の危険や、農林水産物への被害を及ぼす可能性があるが実態が分からないもの

国内外来種

その名前の通り、国内由来の外来種
例えば、東京にしか居ないはずの生き物を北海道に持ち込み逃した

場合は国内外来種になります人が加わった事で、本来の生息地域から出た生物を言うので、自分の力で移動する魚や鳥などは含まれません

 主に鯉などの魚を放流してしまったりする国内外来魚が大きな問題となっています

放流はその川や池などの環境を壊すことに。。

侵略的外来種

外来種の中でも農林水産物への食害などで人の生活に悪影響を与えたり
生態系への悪影響、在来種との交配で遺伝子の撹乱など生物多様性に
悪影響を与えるものを指します

元々生息して地域で無害でも、元込まれた地域で悪影響があるものが多いです侵略的外来種の中でも特に生態系や人間に影響が大きい生物をまとめたリストです

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外来種が与える影響

そんな、悪影響だのなんだの言われている外来種
実際問題どんな影響をもたらしているのでしょうか?

生態系への影響

影響は?と考えて1番最初に思いつくのではないでしょうか
在来種を捕食してしまったり、元々繁殖していた在来種の生息地を奪ってしまったり
生態系への影響は計り知れません

 

遺伝子の撹乱 (在来種と外来種が交配してしまうこと)

これまで独自の進化を遂げていたのに、外来種との交配で遺伝子が変わってしまう
元に戻すのは事実上不可能とされています

そこまで大変な事じゃなさそうですが、固有種(その地でしか見られない種)などが外来種と混ざってしまうと、元々の固有種は絶滅してしまうので特に重大な問題とされています

日本固有のニホンザルと外来種のタイワンザルアカゲザルは交配が可能ですが
この交配がどんどん拡大していけば、純粋なニホンザルは絶滅する

 

人や在来種に対する感染症や寄生虫

外来種や人の移動と共に、寄生虫や菌が持ち込まれた場合の被害も甚大です
元々その地域に存在しなかった菌などは在来種に耐性がない為、被害の拡大は免れません北海道でキツネに触ると感染する危険があるエキノコックスという寄生虫は外来種
輸入されたキツネが感染していた為に持ち込まれましたそこからキタキツネに感染し北海道本土へ広がっています
エキノコックスは人が感染すると、重篤な肝炎を引き起こす危険な寄生虫です

第一次産業 農業 林業 漁業 などへの影響

農業などの第1次産業は、その地に生息していた生き物と共に発展したと言っても
過言ではありませんしかし、そこに外来種が入ってしまうと、農作物を食べてしまったり生息地を圧迫したり
小さい虫でさえ、農作物を育たなくしてしまいますし
現代ではアライグマがスイカを食べてしまうのが問題になっています19世紀には、外来種の菌がジャガイモに感染、収穫量が大幅に減りアイルランドで飢饉
が発生しました

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外来種が日本に持ち込まれた理由は?

外来種が在来種や人間の生活にまで多大な影響を与えることはわかりましたが
なぜ、そんな生き物を持ち込もうとしたのでしょうか?

ペットなどの娯楽

ペットとして持ち込まれた外来種が逃げ出したり、故意に離された例
釣りを楽しむ為に故意にブラックバスを放流したりなど

 

天敵として 有名なマングースとハブなど

害虫や害獣駆除の為に天敵として期待できる外来種を離すというもの
マングースはハブに対して有効と思われたが、ハブよりも農作物を食べた最近の有名な話がと、海外で日本のオオスズメバチが害虫駆除に使えるのでは?
と期待されましたが、強すぎるし危険と判断され見送られました
食用などの第一次産業

食用や実験用の動物として持ち込んだものが逃げ出し野生化したもの
ウシガエルは元々食用だった
意図的以外の混入

全く想定外で混入してしまった例
世界中を行き来する貿易船に付着した貝が定着してしまったり
タネや卵などが付着して日本に入ってしまったり
寄生虫が宿主に感染したまま輸入されるなども

大体が、その生き物が生態系に与える影響を考えていなかったり、人間の不注意によって逃げてしまったものなどが多いようですね

国際社会となって、船や飛行機で簡単に世界を行き来出来るからこそその影響を今一度考えたほうが良さそうです。

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外来種対策の為にできることや日本が行なっていること

様々な要因で持ち込まれてしまう外来種、私たちに出来ることや、国がしている対策などは
あるのでしょうか?

基本的なことですが私たちができることとして

外来生物被害予防三原則 があります

  1. 悪影響を及ぼすかもしれない外来生物を入れない
  2. 飼っている自然のなかに外来生物を捨てない
  3. 野外の中に既にいる外来生物を広げない

また、外来生物法という法律で禁止されている行為も多く罰則は以下の通りです

許可なく持ち込んだ場合 3年以下の懲役または
300万円以下の罰金
許可を受けてない人への販売 1年以下の懲役または
100万円以下の罰金
許可なく飼育 1年以下の懲役または
100万円以下の罰金
許可なく飼育(販売目的) 3年以下の懲役または
300万以下の罰金
許可なく野外に放ったり
植物なら植えたりした場合
3年以下の罰金または
300万円以下の罰金

が課せられます法人だと罰則が重くなり罰金は1億円ぐらい
外来種にかかわらずペットを捨ててはいけないですけどね

県や市で外来生物に関する法律を定めている県も多いので確認してみて下さい

また、すでに住み着いてしまっている外来種については、環境省などが防除活動を行なっています

簡単に言えば、住み着いた外来生物を捕まえ繁殖を抑え処分するなどです

しかし、これには大変な労力とお金もかかります、無駄なお金と時間をかけない為にも

外来生物被害予防三原則を守り、元ある豊かな自然を守りましょう

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日本にいる危険な外来種

実際外来種って言ってもブラックバスとかワニガメとかしか知らなくて
被害がどんなもんか分かりませんよね

日本において特に被害が大きそうな外来種を紹介します

アライグマ

ペット用として輸入された個体が、野生化し農作物を食い荒らしたり
家畜に被害が出ています人に襲い掛かることや、家屋に住み着くことも、人が感染したら死に至ることもある
狂犬病やエキノコックスの感染キャリアでもあり大変危険

ツマアカスズメバチ

インドネシア原産の肉食昆虫でトンボなどの他、ミツバチを襲う
非常に獰猛な為、在来種の捕食などが問題になっています
また、ミツバチを好んで襲う習性があるとされるミツバチは植物の受粉に大きく影響する為、生態系の影響が計り知れないです
人を襲うこともあり、毒でアナフィラキシーショックを起こすことも
タンポポ
日本には固有のタンポポが20種いますが危機的状況です
外来種のセイヨウタンポポとアカミタンポポは日本固有のタンポポと交配し繁殖
野生のタンポポは8割がその影響を受けているとされますこのまま生息範囲が拡大していくと、日本固有のタンポポは絶滅する

 

ネコエイズ

名前の通りネコのエイズ、北アメリカから広がりネコ科以外には感染も発症もしませんが、ノラ猫から飼い猫への感染
イリオモテヤマネコなどへの影響が懸念されています

 

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外来種だけど良い奴もいる?外来種のメリットや利点

ここまで叩かれまくりの外来種ですが、さすがに少しくらいはいい働きもあるはず!
と思い調べてみました。

ハリエンジュ
街路樹などとして使われる事の多く別名ニセアカシアマツなどの生態系を奪ってしまうとされますが、蜂蜜の元の蜜源植物としては価値が高く、長野の蜂蜜農家は8割がハリエンジュに依存している
セイヨウミツバチ
日本には在来種の日本ミツバチと外来種の西洋ミツバチがいます
そして、日本で売られている蜂蜜はほとんど西洋ミツバチが集めています理由は、西洋ミツバチが家畜として品種改良された種であることと
日本ミツバチの20倍蜂蜜が採れ飼育も簡単なことが挙げられます

マングースも元々はハブへの天敵として持ち込まれた背景もありますし
害虫害獣の天敵として活躍している外来種も多いはずですが
そのメリットにデメリットに見合ってないものが多そうなので
害がなさそうで活躍しているこの2つを選びました。

極論言ってしまえば野菜とかフルーツなんかも大昔に持ち込まれた外来種なんですけどね

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まとめと感想

今日は外来種についてお話ししました

生き物は、その環境に適応した進化をした、繁栄してきました

しかし、現在は空路や海路によって、元々行き着くはずのなかった場所にまで
色々な生き物が辿り着いています

ミツバチとハチミツの話が多くなりますが、ツマアカスズメバチが全国に広がれば
養蜂家は勿論、そのハチが媒介していた植物、果てはそれを食する、人や獣や虫にまで影響が
出ます(アインシュタインはハチが絶滅したら人類は4年で滅亡するとまで言っている)

日本の豊かな自然、そして私たちの生活を守る為にも海外から生き物を持ち込んだり
飼っている、ペットを捨てたりしないようにしましょう。

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