【ディープインパクト】馬を安楽死させる理由?馬は治療はできないのか?わかりやすく解説【ウォッカ】

生活
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史上2頭目となる、無敗の三冠馬であるディープインパクトが30日に亡くなった事が報じられました。

頚椎に骨折が見つかった事により、安楽死の処置が取られたとのことです。

頚椎骨折が回復に見込みがないからの安楽死だそうですが、骨折した馬が安楽死の処置を取られる事はよく耳にします。
この記事を読んで知るあなたも『治療しろし!』『所詮は金儲けの道具か』などと思うかもしれません。
この記事では、ディープインパクトの身に何があったのか、馬が治療を受けずに安楽死を受ける理由、治療をしようとしたらどうなるのかについてお話しします。

骨折した馬の治療は、馬術の経験がある私の経験に基づいて書いていくので、読んで知っっていただきたいです。

 

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ディープインパクト身に何があったのか?

頚椎骨折によって安楽死の処置が取られた、名馬『ディープインパクト』彼の身に何があったのでしょう。

公式ホームページによると

「かねてより、治療をしていました頸部の手術を7月28日に受けました。手術は無事に終了して術後の経過も安定しておりましたが、翌29日の午前中に突然起立不能になったため懸命の治療を試みました。30日の早朝にレントゲン検査を行ったところ頚椎に骨折が見つかり、回復の見込みが立たないことから安楽死の処置が取られました。突然の出来事で誠に痛恨の極みではございますが、謹んでおしらせします。」

と発表されています。

頚椎骨折、頚椎は脳と体をつなぐ神経でもあり人間でも損傷したりしてしまうと、体に不自由が出てきてしまう部位ですよね。

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なぜ治療しないの? 馬の安楽死の理由

ディープインパクトが脊髄損傷した事がわかりました、しかし人間だったら治療を行いますしその後も生活を続けている方も居ます、なぜ馬は所詮金儲けの道具だから?

その理由は馬のにあります。

馬が骨折で安楽死を選ぶ理由

簡単に言ってしまうと、馬は走る動物。
歩いたり走ったり動き回る事で、身体の健康を保ちます、その為に骨折や今回のような体を動かせなくなってしまうと他の所に悪影響が出てきてしまい結果亡くなってしまう事が多いのです。

4本足で500キロもの体重を支えている馬が骨折したら3本足で体を支えることになります、それは馬にとって大きな負担になり骨折した足以外の足に蹄葉炎などを発症することもあります。
この蹄葉炎は、馬の蹄、爪の部分が壊死していく病気で罹ってしまった馬は亡くなる事も珍しくはありません。ウォッカはこの蹄葉炎になってしまったことで安楽死の措置がとられました。

また、立つ事ができなくなった馬はどうなるでしょうか?

蹄葉炎になれば立つ事も難しくなります。
馬が立ち上がれなくなるという事は人間でいう寝たきりと一緒ですね。
人間で寝たきりで怖いのは『床擦れ』です、同じ所を下にし続けるとその部位が壊死し結果骨が露出します。また、動かないことでエコノミー症候群になってしまい亡くなる事も、人間の場合病院で数時間毎に体位変換をしてこれを予防します。

馬の場合は、体重の違いからとても短い時間で体を動かさなければなりません。

もちろん、馬にだって予防策はありますし身体を吊るしてあげて支え、負担を軽くしてあげる事もできます、しかし馬にとってこれは大変なストレスにもなります。
れによって暴れて治療が上手くいかなかったり、回復が伸びて運動が出来ない為に衰弱死なんて事も

結局、骨折などによって運動が出来なくなれば馬の生存率は高いとはいえないのです。

治療しようとしたらどうなるのか?

実際に骨折しようとして馬を治療しようとしてらどうなるのか?

これは私が馬術をしていた際に実際経験した事です。

始まり

私が、通っていた馬術スクールで雄馬が足を骨折してしまいました。

歩く事もままならず、幼くはありましたが多分安楽死なんだろうと私は考えその日は帰ります。

しかし、その次練習をしに行くとその馬はまだ生きていて馬房(馬の部屋のような所)の中でつながれていました。
その馬の持ち主であるオーナーさんが安楽死を拒みなんとか治そうと考えたようでした。

その後

骨折した馬が寝てしまうと立ち上がる事は出来ないので24時間馬房に繋ぎとめられ、何かがあった時にすぐ対応できるように、監視役として交代で人が見るようにしています。

この時から、骨折してる足を庇うように立っていた事で馬の身体は歪み始めてしまっています。

その馬は競技馬(馬場馬術や障害馬術に出場する馬)でしたが、私や周りに人達の中では
治っても競技には出られないんじゃないか、と心配されていました。

また、運動が出来ないことから、筋肉は落ちて痩せ細り、骨が浮き始め大凡あなたが想像する馬ではないような姿にっていたと思います。

馬房から出られないので体を洗ったりなどのケアなどもできず、皮膚にフケだまりができ衛生的にも良く無い状態に

24時間身体の休める時間もないし、足も痛い、フケが溜まって体も痒いこんな状態、治す為だとしても人間でだって辛いですよね。

最後

半年ぐらいたった時だと思います、この時には見ただけでも身体の歪みが分かりガリガリになった顔は可哀想でたまりませんでした。

ある朝、私が馬房の前を通ると繋がれているはずの馬がいません

アレっ?と思い覗き込むと馬は寝ているだけでした、安心しましたが『寝たらおしまい』な事は知っていたので直ぐに担当の人を呼んで、獣医さんにも来て貰らいました。

その後は、立ちっぱなしだった事、骨折していることもあり立つ事も身体を動かす事もできず、荒い呼吸をしたかと思うと、気が付いた時には動かなくなり呼吸も止まっていました。

私は、半年間の彼の気持ちや状態を考えた時なぜ馬が安楽死の処置を受けるのか、治療という選択肢があまり取られないかを理解します。

人とは違い自分の身に何が起きているか分からない
本来運動して健康を保っているのに運動が出来ないそのせいで、筋肉も落ちてしまう
体を横にして寝る事もでき無い
痛い足を庇って立つ為に体が歪んでしまう
治ったとしても元の馬としての生活はできない

馬のことが好きだから、治療が馬にとってマイナスになってしまうことが多いから、馬に苦しいこと辛いことをさせるのが嫌だから、安楽死取るのです。

たまたま、私がいたところが満足な治療ができずこのような出来事があったのかもしれません、ですが馬がどういう生き物で骨折などにどの様な治療かを考えると同じ様な結果になってしまうのではないかと思います。

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最後にまとめ

今回は、名馬ディープインパクトが亡くなったことを受けて、なぜ馬が直ぐ安楽死の措置を取られるのか、その理由についてや、私が体験した骨折した馬についてお話ししました。

  • ディープインパクトは頚椎骨折のため安楽死
  • 骨折などで、安楽死を取るのは治療をしても
    他の所に悪影響がでる
    馬のストレスになり
    マイナス面が大きく、結局亡くなってしまうから
  • 治療を選ぶ人はもちろんいるが、可哀想な結果になる事も

馬に関わっている人が、馬のことを考えた上で措置をとっていることを分かっていただけたら幸いです。

ディープインパクトのご冥福を祈ります。

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