種苗法の目的とは?メリットやデメリットを分かりやすくまとめてみた

政治
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女優の柴咲コウさんがtwitterで言及したとでネット上で懸念の声が上がり、国会で成立が見送られた種苗法改正案

この法案をめぐっては、SNSなどでも意見が大きく分かれており
・改正されたら農家が潰れる!
・この法案に判定しているやつは日本を守る気がない!
などかなり言い合いが起きていました

そもそもなぜ、種苗法を改正するのでしょうか?

・元々の目的
・改正された際のメリット
・同じくデメリット

をまとめてみました!

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そもそも種苗法(しゅびょうほう)とは

種苗とは、植物の種や苗のことを意味します

種苗法では
新たな品種創作をした者は、その新品種を登録することで、植物の新品種を育成する権利(育成者権)を占有することができる旨が定められていて例を挙げると

お米の品種「こしひかり」や「とちおとめ」などのブランド米や
イチゴの「あまおう」「紅ほっぺ」などが有名ですね。

植物の特許制度とも言われており、原則として25年間の育成者権を得ることができます

植物版の特許の様なものというと、種苗法の重要さが伝わってくる気がします。

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何で改正するの?改正案が出たわけ

平昌オリンピックで、多くの人が知ることとなった問題があります

2018年韓国で行われた、平昌オリンピック
その中でも、女子カーリングが注目を集め奥の人が見守りました。

また、競技以外でも人気だったのが、栄養補給を兼ねた『モグモグタイム』

フルーツを食べる選手が微笑ましいと話題になりましたがある選手のあるコメントから

黒い面にも注目が向けられます。

『韓国のイチゴが美味しい!』

本当に普通のコメントなんですが、日本の農作物の事情を知る人達が

それは日本の有名なイチゴを盗んで繁殖させた盗品だ! と指摘

日本の農作物のブランドが海外に流出していることが、多くの人に知られました

(女子カーリングの選手達に対しても暴言などありましたが可哀想でした)

 

この様に、日本で品種登録された優良なイチゴ「とちおとめ」などの種苗が無断で韓国や中国で栽培されており、さらにその加工品が日本に逆輸入しているという問題が今数多く起きています。

日本の財産ともいえる農作物が勝手に海外に持ち出されては日本の農家も黙っていられません。

しかし、こういったブランド品がホームセンターなどで自由に販売されている現状、外国人や一般人が購入できることもあって、簡単に持ち出せてしまいます

そこで、今回の改正案として

新品種を登録する場合、輸出先や栽培地域を自分で決定できる制度」を設定しました
これにより育成者権者は増殖を把握することができるため、海外流出を止めることができます

もう1つが「自家採取の禁止」です

自ら育てた農作物から種を採取し、それを再び蒔いて育てることを自家採取と言います

今の法律では自家採取は禁止されていないため、育てている間に他の品種と混ざり、もともとの品種特性が失われてブランドを傷つけてしまう可能性があります

どちらも、「優良な品質」を持続的に利用してもらうという種苗法の基本的な目的に沿って提案された事案なのです

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反対派の意見

農家の多くは自家採取を行っており、改定案が通ってしまえば、該当する品目を育てるために種子メーカーなどから毎年種を買わなければならなくなるため、経営難に陥ってしまう

そうなれば日本の食料自給率が低下してしまうことを懸念し反対しています。

柴咲コウさんがtwitterで発信した理由もこれに当たります
農家がいなくなれば私たちの食生活にも影響がでてきてしまうため、国と農家だけの問題ではないと、言及しています。

賛成派の意見

そもそも、改定で禁止や抑制する品種は「登録品種」のみであり、一般品種については自由に取り扱うことができるため数多くの農家が窮地に陥る影響はそんなにないのではないか

この改正案が通れば、毎年高額で種を買っている農家も、優良品種を開発した開発者も保護されるため、種苗法の目的にも合う法律だといえます

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一般品種と登録品種

賛成派の意見で述べたように、今回の改正案を理解するためには、法で禁じられていない

『一般品種』と、改めて禁じられた『登録品種』の違いを理解しなければなりません。

種苗法に基いて、育成者が品種登録したものを『登録品種』
『一般品種』
  • 在来種
  • 品種登録されたことがない品種、
  • 品種登録期間が切れた品種の3つを指します

国内で栽培される農産物は圧倒的に一般品種が多く、コメで84%、みかんで98%、野菜で91%の割合です。

登録品種は販売される種苗の1割程度とされています。

つまり、8~9割を占める一般品種については今回の改正案では制限されていません
今まで通り自由に自家採種や自家増殖ができるのです。

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日本の優良品種の価値

今の種苗法では、いずれにせよ日本の財産(優良品種)の価値が下がってしまいます
何年もかけて一生懸命作った美味しい食品がいとも簡単に他で栽培されては農家でもない私でもたまったものじゃありません。

日本の優良品種の質の高さは間違いなく世界に誇れるものです
今回の改正で、日本の誇るブランドを守って頂きたいと思います

私ごとですが、海外旅行中ご縁のおかげでかなり高級なホテルに宿泊させていただいたことがあります

ラウンジサービスもあったので、ここぞとばかりに高価そうなものを食べていたのですが
その中で一口食べて後悔したのが『フルーツ』でした

確かリンゴを食べたのですが、味がメチャクチャ薄いんです

しかも、パサパサしててとてもじゃないが全部は食べられません

日本のリンゴはジューシーでみずみずしくて最高なのにこんな差があるなんて!と衝撃

その点からみても、日本のフルーツは高く評価されるなと実感を覚えますし
守らないといけない財産だと言えます

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まとめ

今回は種苗法について

  • どんな法?
    種苗法は、植物の品種版特許みたいなもの
    新しい品種を作った際に登録し育成する占有権もらえる
  • 何で改正?
    日本の素晴らしい農作物の海外流出を防ぐため
    近年、日本の有名ブランドフルーツなどが海外で勝手に栽培され販売されていて
    それを防ぎたい
  • どんな改正?
    どこで栽培されているか、育成権利者が把握できる様に
    採取した農作物から、タネをとってまた栽培させるのを禁止(自家栽培の禁止)
  • 反対派
    自家栽培を禁止されると、農家の負担が増えてゆくゆくは日本の食料自給率の低下につながる
  • 賛成派
    自家栽培を禁止するのは、ごく一部の品種なので、農家の影響が大きく出るとは考えられない

私の考えは『種苗法は日本の農家の経営を圧迫しない』という意見になっていますが
うまく法配備をして、海外での悪戯な栽培は販売を禁止し、日本の誇れるブランドとして発展してほしいです。

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