国や人の名前が付く病気の由来について日本脳炎・スペイン風邪は良いのに武漢肺炎はダメ?

文化
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新型コロナウィルスが全世界で流行している現在、あなたはどうお過ごしでしょうか?
私は、人にもし自分が無症状キャリアで、人に感染したらと考えが離れず怯えながら過ごしています。

新型コロナウィルスで気になったのが、その呼び名です。
WHOが「COVID-19」って名前で公表しましたが。

トランプ大統領が『武漢肺炎』と発言したり

中国メディアが日本肺炎って言ったり
(デマでしたが1部の人が使い続けようとして話題になりました)

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国や人の名前ついた病気の日本脳炎やスペイン風邪その由来は? 武漢肺炎となる可能性はあるのか?

ちょっと前、私たちが学校で習う歴史の時間に出てくる
国の名前がついた『モノ』って勿論、そこで発見されたりもありますが、功績をあらわしていたりすることも多かった気がします。

そんなわけでこの記事では

  • 国や地域の名前がついた病気などについて、その由来などをまとめ
    人名の場合はどうか?
  • 病気に名前がつくのは不名誉なのかどうか?
  • 最近登録されたケースものはあるのか?
    今回のコロナがその様な名前になることはあり得るのか?
  • 病名などに関して実際にあった不名誉な出来事

などについて、解説していきます。

留意いただきたいのは、病気とか疾患ってものすごい数があるので、知っているものや、有名なものを取り扱うのと
病気という言葉が症候群や感染症などどこまで含むのか微妙なのでゴチャゴチャかもです

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代表的な地名や人名のついた病気や伝染病

スペイン風邪 1918年に流行したインフルエンザ
日本脳炎 流行性の脳炎 川崎病 乳幼児がかかる発熱生の疾患
パリ症候群 パリに行ってガッカリするやつ トゥレット症候群 運動性チックと音声チックが1年間続くこと
エボラ出血熱 度々大流行語おこる
出血熱
パーキンソン氏症候群 手足の振えから進行すれば寝たきりにもなる
病気
アルゼンチン出血熱 南米出血熱の1つ ピータパン症候群 大人になっても精神的に大人にれない男性
ナポリ熱他の梅毒に対する呼び名 プロパガンダに使われた

 

 

私がもともと知っていたものや、検索して出たきた病名です。

逆にこれ人名から来てるのかって、ものもありますよね

これらを調べてみるといくつかのグループに分けられそうです。

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国や地域の名前が付いた病気の由来

病名に国の名前や地域の名前が入った病気の由来です

スペイン風邪

1918年に起きたインフルエンザのパンデミック の事
第1次世界大戦中に中立国のスペインは情報統制がなく、流行が大きく報じれれた為に名付けられた

発生源関してはスペインは全く関係なく、報道の影響から
スペインでなんか風邪めちゃはやってるんだって・・・・スペイン風邪となったと考えられる

エボラ出血熱

アフリカの中央部で度々パンデミックが発生しているウィルス性の出血熱の1つ
最初の感染者の出身地付近の川、エボラ川から

映画などの作品に多く使われるエボラ出血熱
致死率は治療をしない場合は80%〜90%ととても高いが
毒性が高すぎる為に、感染者が出かける前に亡くなることから、世界的な流行には至ってない。
感染は感染者の血液、唾液、などの飛沫感染がおもなので対策をしっかりすれば感染は止めれる。

エボラの発生地域で紛争が起きていて、医療援助に支障をきたしたり
文化的なものが感染を助けている(亡くなった人の体を洗ってから埋葬したりする文化など)

2019年7月にコンゴで大流行が起きた際に
WHOが、PHEIC「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に指定しました。

アルゼンチン出血熱

南米大陸で見られる、アレナウィルス科のウィルスによって起こされる南米出血熱の1つ
ボリビア、ベネズエラ、ブラジルなどがついた出血熱が存在する

ウィルスを保持するげっ歯類との、接触や、汚染された食品、食器
ヒト、ヒトの感染も

発熱や筋肉痛、などの症状や中枢神経障害が起き、場合によっては死に至る。

日本脳炎

日本脳炎ウィルスによる流行性脳炎
日本で多いから日本脳炎ではなく
日本でウィルスが初めて見つかったから
流行性脳炎とも呼ばれていた

豚の中で増えた、日本脳炎ウィルスをコガタアカイエカが媒介し人に感染が起こる

感染しても、症状が出るのは100〜1000人に1人
症状は、高い発熱、頭痛、嘔吐、眩暈など
致死率は20〜40%

世界中で『日本脳炎」として広がっていますが
唯一中国だけ『流行性乙型脳炎』と呼んでいます。

 

感染が世界中に広がっている感染症などをアウトブレイクの起きた地域の名にするのは
余り無いように思います。
どちらかと言うと
多くはその地域に限定されているもの、または、ウィルスの発見などから取られているようです。

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病気を発見した人から名前が取られたもの

発見した人の名前がつけたれた病気

川崎病

乳幼児がかかる発熱生の疾患
川崎富作博士が発見したことで世界的にも川崎病と呼ばれる
小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群とも言われるが、川崎病の方が一般的
全身の血管に炎症が起こる
原因はまだ不明
日本では、1年間に1万5千人ほど
適切な治療で多くは回復しますが、心臓に後遺症が残ることも

パーキンソン病(症候群)

50歳過ぎた中高年に多いこの病気は、手足のこわばりから
進行すれば寝たきりになることもあります。
1817年にイングランドのジェームズ・パーキンソン氏によって初めて報告、発表されましたが、注目はされず60年たった後にフランスの医師によって注目再評価されその時パーキンソン病となった。

トゥレット症候群

1885年にフランスの医師 ジル・ド・ラ・トゥレット によって報告され彼から名前が取られた

トゥレット症候群は、首を振ったりする運動性チックと奇声や咳払いなどの音声チックの症状が
両方とも1年間以上続く精神疾患
本人の意思とは関係なく症状がでてしまい、周囲に誤解をされてしまうこともある障害です。

人物の名がついている、病気などは
その人に対して敬意を表して名前がついているようです。
自身の功績が後世まで残ると考えると、本人にとっては誇らしいものに思えますね

ただ、後述しますが問題もあるようです。

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なんらかの状況で敵対していた地域がそう呼んだもの

病気は、症状や周囲に与える影響から『名前』がプロパガンダとして使われることもあるようです。

梅毒

梅毒は、性感染症です。
どこで感染が始まったかはっきりとした起源はわかりませんが、1459年にナポリを包囲するフランス軍の間で流行したことがわかっています、そのため初め梅毒はナポリ熱と呼ばれていました
その後やんややんやと感染は世界に広がります。

また、梅毒は性感染症であるが為に『道徳的な議論』『原因のなすりつけあい』に発展

つまり、国と国の原因のなすりつけ合いになり、プロパガンダに使われます。

・イタリヤ、ドイツ。ポーランドなどでは『フランス病』
・フランス、では『イタリヤ病』「ナポリ熱』

・オランダ、では『スペイン病」

・ロシア、では『ポーランド病』

トルコでは『キリスト教徒の病』などと呼ばれました。

梅毒は治療をしないでいると、発疹が全身にでるなど見た目でもわかる症状があるので
それに対し、敵対する者の名前を入れれば印象操作には使えそうに思えます。

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症状の特徴から、実在や架空の地域や人物の名をとったもの

地域から取ったものとは少し違う、その症状の特徴から、地域や人物の名が付いたもの

パリ症候群

パリに憧れて暮らし始めた外国人が文化に馴染めず、鬱病に近い症状を見せることから
日本人に多く、パリではガッカリした顔で帰国する日本人が名物らしい

因みに日本人の太田博昭医師によって同名の本が出され、認知され始めた

ピーターパン症候群

正式な学術用語ではないですが、この症状が当てはまる人が多く浸透しました。

大人年齢なのに、精神的に大人になれない男性のことを指す言葉
イギリスの小説で年を取らない少年の話、ピーターパンから

症状の特徴を、表した名前付きその内容を知った時に確かに!となるものは面白いですね

パリ症候群は、パリでも有名なようで本などにも登場するようです。

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現在は特定の人や地域の名をつけられるのか?

ここまで、過去につけられた病名などの話をしましたが、気になるのは
現在はどうなのかという点ですよね?

初めに感染者が現れたのが中国だったことや
デマでしたが中国で『日本肺炎』と報じているとSNSで拡散された為に
武漢肺炎と呼んでいる人も多いですが、どうなるのでしょうか?

先に言ってしまえば『地域の名前が新たな感染症につけられることはないです。

2015年にMERSが流行を起こした時
MARSつまり中東呼吸器症候群の名前に対してWHOがある声明を出しました。

『これまで、病気の名前が特定の宗教的、民族的コミュ二ティーに対して反感を引き起こし
渡航や貿易などの不当な障壁を生み、家畜の不要な殺害なども招いてきた』

MERSの中に中東という地域の名が入っていることに対する指摘ですが
実際感染地域は中東に留まらず地理的に限定できないことなどが挙げられます
この名前により、現在きているアジア人差別の様な事も発生しました。

家畜の殺害は2009年に流行したH1N1型インフルエンザに関する指摘です
初め『豚インフルエンザ』との名前がついたこのインフルエンザは、人を介しての感染が広がりましたが名前から誤解が生じ、エジプトなどでは政府が飼育していた、豚を全て処分しました。

これらの不毛な行為に繋がると考え、ガイドラインが発表されました

2015年ヒト・感染症ウィルス名称決定についてのガイドライン

新型のウィルスなどの名称に含んではいけない要素について

・地理的な位置
・人の名前
・動物や食品の名前
・特定の文化や産業

また、名称が短く、症状が読み取れるものが望ましいともされています。

名前から症状が読み取れるが、土地や生き物に対して誤解が生まれず
無駄な差別は犠牲が伴わない名前、当たり前ですが重要ですね!

因みに、新型コロナが流行り始めた時、WHOは暫定的に「2019ーnCoV」と呼びました
2019 novel coronavirus 2019年新型コロナウィルスの略です

ただなぜ人名がダメなのでしょうか?

川崎病やパーキンソン氏病なども功績からその人の名前が入っていました。

調べてみると、その人名が入ることで、自身とその人のつながりや負の歴史を感じてしまい、改名が望まれる病名があるようです。

その1つが『ハラーホルデン・スパッツ病』

知的障害などの症状があるこの病気は名前が
ナチスの医師ユリウス・ハラホーデンとその上司の、ヒューゴ・スパッツから取られ
この病気の発見も虐殺された人達を研究していいて発見されたものだったからです。

幸い、この病名に対して改名の働きが進み日本では、

現在『パントテン酸キナーゼ関連神経変性症』呼ばれています。

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まとめ

今日は感染症の名前について、国や人の名前が入った病気の由来
そして現在は同じ様に、感染症に特定のものを表す名前が付くのか
などに付いてお話ししました。

地域や国の名前が入った病気は

  • その地域で発生し、感染もほぼ周囲に限定されていたもの
  • その国が初めてウィルスを発見したもの
  • 敵対していた地域がその地域の印象操作の為に読んだもの
  • スペイン風邪の様に、報道があったのがその地域に限定されていたもの
  • 症状と名前からつけられ、受け入れられたもの

人の名前が付いた病気

  • 主に初めてその病気を発見した人から
  • しかし、その名前から良くない歴史を思い出すこともあり場合によっては改名される事も
  • 症状の特徴から、架空の人物の名前が付く事もそして
地名も人名も1番はこれらの名前は2015年以前につけられたから、と言えます

現在は、人や地域の名が入った病名がつけられことはあるのか?

2015年にWHOが出したガイドラインによって

・地理的な位置
・人の名前
・動物や食品の名前
・特定の文化や産業

が入る名前は新たにつけられなくなりました。

今回のこの記事を書いて思ったのが
・名前の持つ力は凄い に尽きます

スペイン風邪も完全に誤解していましたし、パリ症候群は的を得ているなとも思いました

まあ何よりも、現在は新型コロナの影響で世界中の人々が危機にさらされています
病気の名前にこだわって、言い合いをし国や人同士でいがみあって解決する様なことではないので
決められた名前で呼び、手を取り合って立ち向かっていければなんて思います。

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