命令の令じゃない、令月に込められた素敵な意味とは「令」と「和」の持つ意味も解説

文化
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4月1日に発表されて、5月には新たな元号となる『令和』いま様々な人が意味を深読みし解釈を述べていますが、元号を決めるに当たって考えた有識者の方達が込めた想いはどのようなものなのか気になり調べて見ました!

典拠と共に漢字の意味などを解説をしていこうと思います!

詳しくは記事をどうぞ。

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令和の典拠

元号発表当初から言われていますが、日本最古の歌集「万葉集」から取られ、その中の「梅の花の歌三十二首」が由来になっています。

『初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す』

令和はこの中から引用され、阿部首相曰く『悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込めた』という意味を込めたそうです。

令月とは?

この歌の中の令月とは何を意味するのでしょう。

令月とは「万事をなすのに良い月。めでたい月」とあります、1つの時代に『令』の字が入る事で「全ての事が良くなり、より良い時代」に成るように様に意味が込められているのかもしれません。

令って命令の印象が強いけど

とは言っても『令』という漢字は命令で使われることも多いので、良い印象が少ないかもしれません、そもそも『令』にはどのような意味があるのでしょう。

  • いいつけ。いいつける
  • 公布された制度上の規定
  • 相手に関係のある人を尊敬して敬う言葉
  • 良い。褒め言葉

やはり使役の様な意味を持ってはいますがうやまったり尊敬の意味を持っています。

調べた中で、漢字は普段から使う単語が決まって知ることも多く、本来持ち合わせる様々な意味を知ることは少ないです、単純に命令の令ではなく背景や単語に込められた思いを見てみるのも良いのかもせれません。

和の持つ意味は

  • 穏やか、のどか、緩やか、暖か
  • 互いに気があう。仲良くする。争わない
  • ちょうど良く混ぜ合わせる
  • 互いに相手を大切にし、協力しあいう関係にあること

とあります、『和』が元号として使われるのは実に20回目、素敵な意味を持ち日本を表す意味も持ち合わせるので古来から気に入られてきたのでしょう。

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最後に

今日は令和について典拠や令と和の文字の意味から元号に込められた意味をお話ししました!

発表されてから、評価や批判が目立つ「令和」私も初めはあまりパッとはしませんでしたが、込められた意味を知るごとに考えた人達の思い感じ取りこれから始まる時代を梅の花の様に咲き誇りより良い時代にしていこうと思いました。

 

コメント

  1. […] 令和の令は命令から、令月の意味や令と和の意味を解説! […]