6月に始まってから、未だに冷める事なく続いている香港デモ。
当初は、過激なことをするわけではなく、非暴力で自分達の訴えを伝えようとしていましたが
今ニュースやSNSから見て取れる様子では、デモ隊も警察もどんどん過激さが増しているようにも思えます。
今回は香港のデモについて、空港でデモも行った理由や、なぜデモと警察が過激な方向に向かっているのか(またそう思えるのか)についてや2ヶ月経った今、訴えていた事はどうなり、どうヘんかしているのかについて、お話ししていこうと思います。
様々な情報が出ていて正しい情報がどれだかもわからなくなりつつあります、この記事も参考程度にお読みください。
香港で安全に過ごすにはどうすれば良いか、デモの日程は場所、デモの情報を得る方法などの記事をあげました、あわせてご覧ください。
【香港デモ】観光に行って安全に過ごすには?デモの日程と危ない場所
リンクは記事最後にもあります。
空港デモの理由
8月9日香港の空港で数千人が参加した大規模なデモが発生しました、このデモは日本でも報じられている通り飛行機が全便欠便になるなど、空港を利用する人に大きな影響を与えました。
しかし、ニュースを見ても『デモがあった事実』しかつかむことができず、その理由などは伝ってきません。
デモの理由や求めたものはなんだったのでしょう?
香港空港デモの理由と求めたもの
なぜ彼らは空港でデモを行なったのでしょう?
香港は経済都市そして観光地として有名で多くの人が訪れます、そして訪れる多くの人が利用するのが空港、その利用者にデモ事実を知ってもらうのがデモ隊の理由でした。
今回のデモに参加しSNSなどでも情報を発信されている『アグネス・チョウ』さん(Twitterアカウント @chowtingagnes)はこう述べています。
9日から11日までの3日間は、空港でさまざまな国の人々と接する機会があるので、香港に来た外国の方や、香港から出発する外国の方に、『いま香港で何が起こっているのか』『警察がどれくらい暴力的なのか』『政府がどれだけ酷いのか』を英語や日本語などで説明しました。
ただ、きょう12日のデモの目的は、前日に香港警察が至近距離からデモ参加者を撃ったり、警察がデモ参加者のふりをして逮捕したりしたため、怒りと抗議を表す目的でデモを行いました。空港でのデモは平和的に行われています
確かに、香港のデモについて日本では知るすべは余りありませんし、得られる情報も、もしかしたら間違っているかもしれません。
なら知ってもらう、正しい情報を伝える為にはその場で見てもらうことはとても重要です。
香港空港デモは、海外の人達に『香港で起きている事実』を正しく伝えるためのデモでした。
また、空港でデモがあり『テロとも言える』などの報道がありますが、空港にいた人達の感じ方は少し違うようです。
香港空港はもう安全?離発着の予定は?
全便延期という、空港としての機能を完全に失ってしまった香港空港ですが現在はどうでしょうか?
現在はデモが原因でも欠便はないようです。
香港国際空港の発着状況 URL→https://www.kayak.co.jp/香港-香港国際空港.HKG.ap.html
また、空港は入場規制を行い、パスポートや搭乗券を確認しないと入場できないようチェックしています。
12月に行った時の写真
パスポートとチケット出すのに手間どって焦りました
過激化するデモの理由なぜ暴力が
香港で未だ解決に届きそうになく、続いているデモ。
ニュースなどで入ってくる情報を見ると大きく変わってきているのが、段々と過激化していると言うこと。
では、なぜデモが過激化しているのか?またなぜそう思えるのでしょうか?
ここからだと言われているもの
デモ隊と警察隊の衝突のさなか、『デモ隊が1つのフェンスを倒してしまい』そのフェンスが倒れたことで過激的なデモが始まったと言う情報です。
映画とかでもあるやつですよね、膠着状態の中ベルが鳴ったり、コップが落ちたりした瞬間!
パニックになるみたいなの。
もともと暴力的だった?
調べてみると、デモ隊の中には警察隊に対して、投石したり、火を点けた物を投げつけたり、放火を行う人もいるようです。
非暴力を訴えながら、警察をリンチし病院送りにされた人もいるんだとか。
そして、香港デモの参加者の中にはメディアに通じている人もいるからその様子が、報道されていなかっただけで当初から非暴力では無く、デモが長く続いたことでそれが露見し始めたと発言する人もいます。
閲覧注意写真が増えてきたので、香港デモ隊の主張の検証に関する記事はこちらに。見たい方だけご自分の意思でご覧ください。https://t.co/BDuSqyi08A
— Poker ポーカー Now (@poker_ing) August 12, 2019
工作されている?
デモ隊の中に警察側も人が紛れ込んでいて『デモ隊として暴力を振るっている』と言う情報です。
これらは、香港在住の方がSNSで発信していて
よくTwitterなどでリツイートされて回ってくるので、あなたもデモについて調べていたら見かけたかも知れません。
実際、どんな要求のデモだとしても暴力や過激な行為が、目立ち始めるとそちらに目が行ってしまい、内容や正当性が伝わらないですし、事実だとすれば良い作戦ではあると思います。
例えば
おこずかいの増額を求むA君が、『1ヶ月1000円では無理だからと』、デモをし母親の手伝いをしなくなった、(おこずかいは2000円の価値があると要求)その時の父の印象しかし、『1ヶ月1000円は無理だと』おこずかい増額を求め母親に暴力を振るった、その時の父の印象
あっている例えではないかも知れませんが、全く違うように印象つきますよね。
変装香港デモ隊が暴力を煽る――テロ指定をしたい北京
動画が拡散された「中国記者をデモ隊が暴行」の事件も不自然なことばかりhttps://t.co/IBqlA7xR90— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) August 16, 2019
追記【香港デモに対して情報操作をするアカウントが削除】
香港のデモに対して、SNS上で情報操作をしていたアカウントを
TwitterとFacebookが削除しました。
FacebookはTwitterからの情報提供を受けて、中国を発信源として香港を的に絞った『組織化されて、真正ではない行為』に関与したアカウント、ページ、グループを削除したと公表しています。
雨傘運動の際には、平和的なデモの最中に突然奇声を上げる女性が現れそこから暴力的な活動をする人達が現れたと言われている事も有り
香港での過激な活動は『デモの印象を悪くする為に』、政府、中国側の人間が行っているのではないかと思えます。
参加者が多すぎて我慢できない人もいるんじゃないって考え
私の勝手な考えです、デモに対して警察側は催涙弾やゴム弾を使った鎮圧をおこなっています。
8月11日にはその警察が放った弾が、目に直撃して重傷を負ってしまった女性もいました。
8月11日のデモの際、ある若い女性が警察のビーンバッグ弾に撃たれ、眼球が破裂しました。失明してしまった可能性が高いです。この女性のゴーグルにはビーンバッグ弾が突き刺さっており、動かぬ証拠があります。
しかし、未だに香港の警察は責任を認めず、謝罪していません。 pic.twitter.com/vbSjFiiGq4
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) August 16, 2019
非暴力をうたっていても、自身や知り合いが暴力に晒されればカッとなって手が出てしまう人もいるかも知れませんし、デモが長く続き、ストレスが溜まり強硬手段に出てしまう人もいるかも知れません。
また、これは警察側にも言えます、よく香港で警察が民間人に銃を向けたと、ありますが
この動画を見ると判断は悩ましいです
And those who need more evidence: this is how #HongKong rioters terrorize police. HK is softest police I ever saw anywhere. Rioters beat, humiliate. Then twist events. Lie, lie, lie! Western media fully complicit. All of us who work, document Hong Kong have images like these! pic.twitter.com/Pds3BjsITv
— Andre Vltchek (@AndreVltchek) May 25, 2020
また、偏に暴力と言って、どの程度からそれが言われるのでしょうか?
金属バットで殴ったら?肩を叩いたら?衝突の体と体がぶつかったら?
デモ隊と警察側、どちらがどのくらいの暴力を振るい傷ついているのか情報を得て考える私達は想像する事しか出来ないのです。
香港デモでの暴力・過激化の原因は
- 衝突中にフェンスが倒れてしまいそれがきっかけで始まった説
- もともと過激だったけど、印象操作されていた説
- 警察側が、デモ隊に紛れ自作自演した説
がありました。
α・私の思った事、『単純に長引いたから』
暴力振るわれたらやり返したくもなるし、デモ長引けば他が出る人もいそう、暴力の規模がわからないとなんとも言えない。と思います
続くデモ、その原因と双方の要求
2ヶ月続いたデモはどこに向かっているのでしょう、双方の要求と長引く原因
デモ隊の訴え 要求
-
改正案の完全撤廃
-
警察と政府の、市民活動を『暴動』とする見解の撤回
-
デモ参加者の逮捕、起訴中止
-
警察の暴力的制圧の責任追及と外部調査委実施
-
林鄭 月娥(りんてい げつが、キャリー・ラム・)(香港の中華人民共和国香港特別行政区行政長官)
の辞任と民主的選挙の実現
がデモ隊の訴えです。
昨日、大雨の中、170万人が集まりました。
香港市民の5つの要求:
1. 改正案の完全撤回
2. 警察と政府の、市民活動を「暴動」とする見解の撤回
3. デモ参加者の逮捕、起訴の中止
4. 警察の暴力的制圧の責任追及と外部調査実施
5. 林鄭月娥の辞任と民主的選挙の実現写真:apple daily, initium media pic.twitter.com/LcgZPP1kQ4
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) August 19, 2019
改正案は審議が延期され事実上の廃案とありましたが、再燃の可能性があることから完全撤廃を求めているみたいでです。
民主的選挙の実現とは、香港で選挙権を持つ人が特権階級に限られているて有権者が700万人いる人口に対し1000人ほどしかいない現状を変え、民主化を求めた要求です。
林鄭 月娥は香港の行政長官、一番偉い人です、デモに対する対応などから辞任を要求されています。
香港政府の要求
2ヶ月間のデモの中で、『逃亡犯条例改正案が事実上廃案になった』との発表はありましたが、政府側がデモに対しどう対応しようとしているのでしょうか?
行政長官からは『デモの中止』を求め『過激な暴力と破壊行為に対する非難』する声明が発表されています。
また、7月半ばに逃亡犯条例改正案の審議が延期した事に触れ、香港政府が香港市民の要求に答えていないと言う見解を否定しました。
もともとは、逃亡犯条例改正案撤廃を求めたデモでしたが
- デモ隊はデモに対する政府側の対応から更に要求している(改正案の延期ではなく、完全な撤廃を求めている)
- 政府側は審議が延期した事でデモ隊の要求認めたとしてデモの中止を求めている
のではないかと思います。見てわかる通りどちらかが譲歩しなけらば、収束は起きそうに思えません。
日本の新聞では、条例改正案について「事実上の撤回」と書いてありますが、私たち香港人が求めているものではありません。
※1枚目の画像に(共同通信の記事)
※2枚目の画像に(香港市民の要求)#HKnewsJAP #antiELAB #NoExtraditionToChina #反送中 #逃亡犯条例 #拡散希望 #香港人加油 pic.twitter.com/kVOxegqdbt— 香港反政府デモ情報館 (@HKnewsJP) June 18, 2019
まとめと最後に
今回は香港のデモについて、空港でデモが起きた理由と、過激化していると言われるデモについてお話ししました。
空港でのデモの理由は
- 海外から来る人帰る人に知ってもらうため
- 現在は空港は安全、ただ入場規制を行なっているので、利用の際は早めに
過激化している(と思うのは)
- デモ隊と警察の衝突中フェンスが倒れた事がきっかけ説
- もともと、過激なデモだったけど報道規制がかかっていた説
- 政府がをが印象を変えるために、デモ隊に紛れ自作自演してる説
などがありました。
デモが続く理由は
- デモ隊と香港政府の見解が違っているから、政府はデモを非難し中止を求め要求も飲んだとしているが、デモ隊はまだだとしそれに加え、デモに対する政府の対応を非難しそれに対しての要求もしている。
香港のデモについてなぜここまで長引いているのか過激化いるのか調べましたが、私が直接見たものではない上に、デモという性質上双方からの情報も出てきます。
この記事も参考までにと見ていただけたら幸いです。
香港で安全に過ごすにはどうすれば良いか、デモの日程は場所、デモの情報を得る方法などの記事をあげました、あわせてご覧ください。
【香港デモ】観光に行って安全に過ごすには?デモの日程と危ない場所
https://tana-tyu-u.com/culture/1373
コメント
誤字脱字、文法の誤りなどが多いです。
とても貴重かつ重要な記事ですから、せめて冷静に、最低限の推敲はしてください。